ゴールデンウィークの大型連休を活用し、東南アジアを巡ってきました! ベトナムのハノイでエネルギッシュな街の空気と美味しいグルメを存分に堪能した後、次なる目的地であるカンボジアのシェムリアップへと移動してきました。
国境を越え、異なる文化圏へと飛び込むこの瞬間こそ、旅の醍醐味ですよね。
今回、ハノイからシェムリアップまでの移動には「ベトジェット航空」を利用しました。東南アジア周遊ではお馴染みのLCCですが、やはり機動力が高いのは大きな魅力です。
GW真っ只中ということもあり、観光客はもちろんのこと、カップルやグループ旅行まで、周囲を見渡せば聞こえてくるのは日本語ばかりでした。

アライバルビザでの入国
今回のカンボジア入国にあたって、少し迷ったのがビザの申請方法でした。
最近はe-Visa(電子ビザ)の導入が進んでおり、ネット上で事前に完結させてしまうのが主流になりつつあります。ただ、個人的な感想を言わせてもらうと、旅行直前の忙しい時期に複雑な入力フォームと格闘したり、顔写真のデータを規定サイズに調整したり……という作業が、どうにも面倒に感じてしまったのです。
そこで今回は、あえて「アライバルビザ(到着時取得ビザ)」での入国を早々に決断しました!

アライバルビザ取得の3ステップ
現地到着後に取得するアライバルビザですが、手続きは至って簡単です。
- 1. iPadでの申請(約2分): イミグレーションのエリアには、申請用のiPadがずらりと並んでいます。画面の指示に従って情報を入力していくだけなのですが、聞かれるのは主に氏名、滞在先のホテル名、そして病歴や体調に関する簡単なチェック項目など。迷うような難しい質問はなく、ものの2分ほどで入力は完了しました。
- 2. ビザ発行窓口へ(パスポート+30ドル): iPadでの申請が終わると、すぐそばにビザ発行の専用カウンターがあります。そこで先ほど入力した内容を確認してもらい、いよいよパスポートと、日本で準備してきた30米ドルを支払います。これだけで、手続きは完了。あっという間にビザが発行されました。
入国までの所要時間は約20分!
ビザが発行されたら、そのままイミグレーションの列に並びます。時期の影響もあるかと思いますが、タイミングが良かったのか、あるいは空港の処理能力が高いのか、列はそれほど混雑しておらず5分で通過できました。
シェムリアップ到着
シェムリアップ国際空港に到着し、入国手続きを終えて到着ロビーへ。旅の最初に見えてくるのが、両替所です。

事前情報によると、カンボジアでは観光地や大きなホテルこそカード決済が普及しているものの、地元の屋台やマーケット、トゥクトゥクの支払いなど、まだまだ「現金決済」が主流な場面も多いとのこと。
せっかくの旅先で「現金がなくて支払いに困る……」という状況は避けたいですよね。かといって、両替しすぎて余らせてしまうのも考えもの。そこで空港の両替所でまずは日本円で4,000円分だけを現地通貨(または米ドル)に換えることにしました。
レートはかなり悪いと思いますが、何かあった時のために少額だけ両替しておきました。
新シェムリアップ国際空港からホテルへ向かう
空港の自動ドアを抜け、一歩外へ踏み出した瞬間に待ち構えていたのは、空港ではもはや風物詩ともいえる「タクシーのおっちゃんたちによる熱烈な客引き」でした。
「Taxi?」「My friend! Where are you going?」と次々に声をかけられ、周囲はかなりの熱気に包まれます。旅の初めだと少し圧倒されそうになりますが、ここは心を鬼にして、笑顔で会釈しつつもすべて華麗にスルー。迷うことなくスマートフォンの画面を操作します。
今回、私が市街地への移動に選んだのは、東南アジア旅行の鉄板アプリ「Grab」です。
Grabはかなり便利なため今回の旅行でかなり多用しました。使う理由は以下2つです。
1. 「言葉の壁」を完全に無視できる
Grabの最大のメリットは、アプリ上で目的地を事前に設定できること。 これのおかげで、ドライバーさんと「あそこに行ってほしい」「住所はここだ」といった細かいやり取りをする必要が一切ありません。シェムリアップの複雑なホテル名や通りの名前を必死に説明する手間が省けるのは、長旅の後の身には本当に助かります。
2. 「明朗会計」という絶対的な安心感
そして何より心強いのが、「乗車前に料金が確定している」という点です。 空港での客引きタクシーだと、どうしても「ボッタクリ」や「事後の価格交渉」への不安がつきまといますが、Grabならアプリに表示された金額以上を請求されることはありません。たとえ途中で道が混んで時間がかかったとしても、最初に決まった値段で届けてくれる。この安心感こそが、見知らぬ土地での旅を快適にしてくれるんです。

空港で無事にGrabを呼び出し、指定の乗り場へと向かいます。この空港はGrab専用のピックアップポイントが明確に整備されているので、初めての方でも迷うことはまずありません。
さて、ここからが旅の本格スタートです。シェムリアップ空港からアンコール・ワット周辺のホテルエリアまでは、実はかなりの距離があります。車でおよそ1時間。
私のようにGrabで車を呼ぶのが一番の王道です。エアコンの効いた車内で、1時間ゆったりと移動できるのはやはり快適。料金は5,000円ほどが目安になります。 もし複数人での旅行なら割安ですが、「一人旅」の場合は少しコストが高く感じてしまうかもしれません。
実は、空港からトゥクトゥクで移動することも可能です。もし「せっかくカンボジアに来たんだから、最初から風を感じたい!」という冒険心があるなら、あえてトゥクトゥクという手もあります。
ただし、覚悟が必要です。車と違ってスピードが出ないため、市内到着までなんと2時間近くかかることも。 荷物を持っての長距離トゥクトゥク移動は、体力勝負になること間違いなしです。それでも、「旅の醍醐味を味わいたい」「少しでも安く、かつユニークな体験がしたい」という強者であれば、挑戦してみる価値はあるかもしれません。
Nita by Vo Luxury Hotel
シェムリアップ滞在中に私が拠点として選んだのは、「Nita by Vo Luxury Hotel」です。

アンコール・ワット観光をメインにする旅において、この「Nita by Vo Luxury Hotel」の立地はまさに最強の一言です。遺跡エリアへのアクセスが非常に良いため、早朝のサンライズツアーに参加する際も移動負担が最小限で済みますし、観光の合間に一度ホテルへ戻って休憩する……といった贅沢な動き方も可能です。
驚きのコストパフォーマンス
そして何よりも声を大にして伝えたいのが、その「圧倒的なコスパ」です。 今回、私と友人の2名で2泊(素泊まりプラン)を利用したのですが、合計金額はなんと約14,000円でした!
これを計算すると、一人あたり1泊わずか3,500円という驚きの数字になります。「ラグジュアリーホテル」という名に恥じない設備やサービスを受けながら、日本のビジネスホテル以下……いや、カプセルホテル並みの価格帯で宿泊できてしまったことには、予約した時も、実際に現地で滞在している時も驚きを隠せませんでした。

夜遅くホテル到着後外に散歩に出かけました。
賑やかなエリアから、ほんの一歩でも脇の小道やローカルな路地へと入ってしまうと、街灯が一気に少なくなり、周囲は文字通り「真っ暗闇」の空間へと一変します。
東南アジアの夜道は、日本のようにどこにでも街灯やコンビニの明かりがあるわけではありません。暗い場所に入ると、足元が見えにくくなって怪我をするリスクが高まるだけでなく、ひったくりなどの軽犯罪に巻き込まれる可能性も少なからず上がってしまいます。
アンコールワットを堪能
アンコール・ワットといえば、多くの旅行者が現地発のオプショナルツアーやパッケージツアーを利用する定番スポットです。もちろん、プロのガイドさんの説明を聞きながら効率よく名所を回るのも素晴らしいスタイルですが、今回はあえて「ツアー予約」を一切行わず、自分たちの足と感性だけで遺跡に挑むことにしました。

ホテルからアンコールワットへ
今回のアンコール・ワット観光、私たちがホテルを出発したのは朝の8時でした。

アンコール・ワットといえば、「早朝4時起きでサンライズ(日の出)を見る」というのが定番中の定番ですよね。多くの観光客が暗闇の中で場所取りをする……そんな光景が目に浮かびますが早起きはめんどくさすぎたため、少し朝の早い8時出発にしました。

ホテルを出発して遺跡観光へ向かうタイミングで、スマートフォンから「Grab」を操作します。今回は快適な車も良いですが、せっかくのカンボジアということで、あえて移動手段に「トゥクトゥク」を指定してみました。
アンコールワット
今回の旅、遺跡巡りのスタート地点にして最大のハイライトとして選んだのは、やはり世界遺産「アンコール・ワット」でした。


遺跡の門をくぐり、いよいよアンコール・ワットの核心部へ。そこでまず目に飛び込んできたのは、驚くほど多くの観光客で溢れかえる光景でした。

アンコール・ワットの正面に立つと、誰もが足を止める場所があります。そう、あの有名な「池」です。
静寂な水面に、鏡のようにピタリと映り込む五つの塔。この完璧なシンメトリーが生み出す「逆さアンコール・ワット」の美しさは、実際に目の当たりにすると、言葉を失うほどの圧倒的な存在感を放っています。

参道の先、いよいよアンコール・ワットの本殿へと足を踏み入れます。 外の強い日差しと賑やかな喧騒から一転、一歩中に入ると、そこには全く別の時間が流れていました。

回廊を抜けて遺跡の奥へと進んでいくと、いよいよアンコール・ワットの中核、さらに上層へと続く階段が現れます。
まず目の前にした瞬間、誰もがその傾斜に息を呑むはずです。 写真で見るのと実際に目の前で見るのとでは大違い。まるで壁をよじ登るかのような急な階段が設置されています。
ここで声を大にしてお伝えしたいのが、「絶対に油断禁物」ということです。 歴史ある石造りの階段は磨り減っており、滑りやすくなっている箇所もあります。万が一、ここで足を踏み外して転倒してしまえば、大怪我をしてもおかしくないほどの急勾配です。

物理的な傾斜が非常に急で、足場も狭い……。実はこの場所を登るためには、いくつかの規則があるようです。

上層から見下ろすアンコール・ワットの全貌は、地上から見上げていた時とは全く別世界の光景です。視界を遮るもののない広大な遺跡群、そしてその周囲を取り囲むどこまでも続く緑の森。

広大な遺跡群を歩き回り、急な階段の昇り降りで足がパンパンになったため少し休憩です。
実は、アンコール・ワットのすぐそばというよりは、遺跡公園内や周辺の観光拠点エリアには、ホッと一息つけるカフェや休憩スペースがいくつか点在しています。

そんな時に見つけるスタバは、まさに砂漠で見つけたオアシスのような存在です。しかし、観光地にあるこのスタバは非常に人気が高く、席があくまで待つ可能性が大きいです。

アンコール・ワットで歴史の深淵に触れ、カフェでのリフレッシュを終えたら、いよいよ次なる目的地である「アンコール・トム」へと向かいます。Grabでの配車リクエストから迎えに来てくれるまで、5分ほどでした。
アンコールトム
Grabのトゥクトゥクに揺られ、ついに次の目的地「アンコール・トム」へと到着しました。


正直に言います。アンコール・ワットが「静寂と歴史の聖域」だとすれば、ここアンコール・トムは圧倒的に「冒険の舞台」です!

城壁を抜け、遺跡の敷地に入った瞬間に心の中で「おっ!」と声が上がりました。崩れかけた石壁、鬱蒼と茂る木々の合間から顔を出す彫刻、そしてどこまでも続きそうな回廊……。この独特の古びた雰囲気と、歴史の深淵に触れているような感覚は、映画『インディ・ジョーンズ』の舞台にそのまま迷い込んだかのようなワクワク感そのものです
アンコール・トムを歩き回り、少し火照った体に心地よい風を感じながら、ここでも迷わずスマホを取り出して配車アプリ「Grab」を起動します。
タブローム
次の目的地「タブローム」へと到着しました。

アンコール遺跡群の中でも、訪れた瞬間に「ここは他とは違う」と肌で感じる異彩を放つ場所があります。それが、巨大な木の根に覆われた「タ・プローム」です。

一歩森の中に足を踏み入れると、そこはまるで別世界。巨大なガジュマルやシルクコットンの木の根が、まるで生き物のように石造りの回廊を力強く抱き締め、飲み込もうとしている光景には、ただただ圧倒されるばかりでした。
3つの遺跡を巡って
自然の圧倒的な生命力と歴史の遺物が織りなす空間は、今回の旅で一番心に残る場所です。ぜひシェムリアップで絶対に訪れてほしい、唯一無二の絶景スポットです。
他にも遺跡はありましたが、特に有名な3の遺跡だけを今回巡りました。
8時にホテルを出発し、スタバで1時間ほど休憩しましたが、12時すぐに帰ってこれたので、3、4時間で回ることができるようです。他の遺産を巡る場合はもう少し時間が必要ですが、最低限のみ回りたい人は短い時間でも十分に回ることが可能です。
Pub Street
遺跡巡りでアドレナリン全開だった日中を終え、ホテルに戻って心身をリセット。一度しっかり休息をとって、体力を完全に回復させてから16時に再始動することにしました。
夕暮れ時、まず向かったのはPUB STREET付近のスターバックスです。 慣れない土地で少し疲れた心に、世界共通の「いつもの味」がどれほど安心感を与えてくれることか。

空が完全に落ち、街のネオンが鮮やかに輝き始めた頃、いよいよ「PUB STREET」へ繰り出しました。

昼間の穏やかな雰囲気とは打って変わり、夜のPUB STREETはまさに別世界。大音量の音楽が鳴り響き、世界中から集まった旅人たちで溢れかえっています。色とりどりのライトアップが通りを照らし、活気に満ちた熱気が肌に伝わってきます。
今回の旅を終えて
今回の個人旅行は、Grabやオンライン予約を駆使することで、誰にも縛られない最高の自由な冒険となりました。 壮大な歴史遺産が放つ圧倒的なエネルギーと、休息時の現代的な心地よさが交差する旅は、心身ともに極上のリフレッシュとなりました。 自分のペースで全ての瞬間をコントロールする面白さは、パッケージツアーでは決して味わえない、個人旅行ならではの醍醐味です。 デジタルの力を武器に、効率的かつ濃密に遺跡を堪能した今回の旅は、間違いなく一生の宝物になりました。

